昔はよかったという言う人たちはとても多く、ちょっとその話を聞くと熱意を持って熱く語ることは少なくありません。
そんな人たちの心理とはどのようなものなのでしょうか。
これから6つの点を取り上げて考慮してみましょう。
- 人との関わりの良さを懐かしむ
- 物がなかった時代と物に溢れている時代の比較
- 純粋にそう思っている
- 思い出がたくさんあること
- たくさん年金をもらえている
- 物や便利さでは幸福は買えないという気持ち
- まとめ
1. 人との関わりの良さを懐かしむ
昔はよかったというのはもちろん昔という時代を知っている人たちなのですが、当時は今ほど隣近所がよそよそしいわけではなく、近所付き合いが多かったかもしれませんし、困った家族がいれば助け合うことも少なくなかった、でも今はどちらかというとそのような雰囲気がなくなってしまい、誰かの暴走も止める人がいないために大きな事件を起こしてしまうことは少なくありません。
人との関わり合いがあまりにも少なくなってしまい、それぞれが孤立してしまっている現状と昔を比較しているのです。
2. 物がなかった時代と物に溢れている時代の比較
物がなかった時というのは苦労することが多かったかもしれませんが、それでもより多く体を使うことでそれが楽しかったり学ことも多かったかもしれませんが、今は物が溢れており、テクノロジーも進化し続けていますので、便利になったとはいえ、なにか大切なものを失っていくように感じている年配者は少なくありません。
努力せずに何でも手に入る時代になったことで、体を使うことや泥くさい仕事が減り、感謝の気持ちを抱かなくなっていることを寂しく感じていたりします。
3. 純粋にそう思っている
昔よりも今の方がずーっといいと思っている人たちは多いですが、昔携帯電話がなかった時代に相手とのやりとりは固定電話や手紙、待ち合わせも一度決めると当日キャンセルすることは難しいし連絡することは容易ではない、相手を待たせてはいけないという気持ちが強く、一生懸命になったことがとても懐かしいのです。
それが大変だったというわけではなく、それが当たり前の時代であり、その時その時を楽しく過ごし、良い思い出だけが残っているのです。
不思議と悪いあるいは苦いそして苦しい経験というのは過ぎてしまうと忘れてしまうことが多いのです。
テクノロジーが進化した今ではあり得ないような苦労も、昔は普通でありその思い出が懐かしいに違いありません。
4. 思い出がたくさんあること
若い時のことを思い出して昔はよかったという気持ちになっているというのは、若い時に楽しいことをたくさんできたという気持ちがあるからです。
若くして結婚したかもしれませんし、高度成長期に無茶をしたけど凄い収入を得ていたとか、憧れていた車を持てるようになったとか、刺激的なもので溢れており、勢いのあった時代を経験しているゆえにその思い出がたくさんあります。
また昔は今ほどに社会のモラルが厳しくなく、どこでもタバコを吸えたとか、ゴミ出しなども分別などしなかったかもしれません。
そんな規制という規制がほとんどなかった時代は、今よりも開放的でのびのびしていたことを感じており、その時の思い出がたくさんあるのでしょう。
5. たくさん年金をもらえている
高度成長期にしっかりと仕事をし、やればやるほどに儲かった時代を知っていること、そして現在は退職していても年金をしっかり貰っているし、退職金やこれまでの蓄えも十分過ぎるほどある人たちは若い人たちの現在の状況、特に将来年金をもらえるかどうかもわからないし、仕事の収入そのものがなかなか上がらない現状、そしてどんどん少子化していくことで経済は苦しい状況に置かれるようになることがわかっているので、自分が良い時代に生きて仕事ができて本当に良かったという気持ちになっているのです。
6. 物や便利さでは幸福は買えないという気持ち
昔は良かったと思っている人たちが多いのは今と過去を比較しているわけですが、人の幸福は物や便利さだけに左右されるわけではないということを感じているからかもしれません。
お金があればあるいは生活しやすくなればそれで幸福感に満たされるわけではなく、お金や物がなくてもそれなりに楽しかったりします。
狭い家で大家族で文句を言い合いながら喧嘩をしながらそしてプライベートな空間などほとんどなかったような暮らしというのは、当時は嫌だったかもしれませんが、今の時代の生活スタイルよりもはるかに楽しく良かったという気持ちになっていたりします。
まとめ
人は良い思い出だけをいつも記憶の中に留め、悪い過去はやがて忘れていく傾向にあります。
そうした傾向が誰もが持っているものですので、自然にその流れからすると昔は良かったということになります。
すべてがコンピューター化されて便利になればなるほど人間らしさが失われていくような気持ちになることも昔の方が良かったという気持ちになりやすいです。
とはいえ多くの人は1点だけで過去と現在を比較していることが多く、広い視野でみると昔の方が良かったとは言えない部分が多いことにも気がつくことでしょう。
昔はよかったという言う人たちはとても多く、ちょっとその話を聞くと熱意を持って熱く語ることは少なくありません。
そんな人たちの心理とはどのようなものなのでしょうか。
これから6つの点を取り上げて考慮してみましょう。
1. 人との関わりの良さを懐かしむ
昔はよかったというのはもちろん昔という時代を知っている人たちなのですが、当時は今ほど隣近所がよそよそしいわけではなく、近所付き合いが多かったかもしれませんし、困った家族がいれば助け合うことも少なくなかった、でも今はどちらかというとそのような雰囲気がなくなってしまい、誰かの暴走も止める人がいないために大きな事件を起こしてしまうことは少なくありません。
人との関わり合いがあまりにも少なくなってしまい、それぞれが孤立してしまっている現状と昔を比較しているのです。
2. 物がなかった時代と物に溢れている時代の比較
物がなかった時というのは苦労することが多かったかもしれませんが、それでもより多く体を使うことでそれが楽しかったり学ことも多かったかもしれませんが、今は物が溢れており、テクノロジーも進化し続けていますので、便利になったとはいえ、なにか大切なものを失っていくように感じている年配者は少なくありません。
努力せずに何でも手に入る時代になったことで、体を使うことや泥くさい仕事が減り、感謝の気持ちを抱かなくなっていることを寂しく感じていたりします。
3. 純粋にそう思っている
昔よりも今の方がずーっといいと思っている人たちは多いですが、昔携帯電話がなかった時代に相手とのやりとりは固定電話や手紙、待ち合わせも一度決めると当日キャンセルすることは難しいし連絡することは容易ではない、相手を待たせてはいけないという気持ちが強く、一生懸命になったことがとても懐かしいのです。
それが大変だったというわけではなく、それが当たり前の時代であり、その時その時を楽しく過ごし、良い思い出だけが残っているのです。
不思議と悪いあるいは苦いそして苦しい経験というのは過ぎてしまうと忘れてしまうことが多いのです。
テクノロジーが進化した今ではあり得ないような苦労も、昔は普通でありその思い出が懐かしいに違いありません。
4. 思い出がたくさんあること
若い時のことを思い出して昔はよかったという気持ちになっているというのは、若い時に楽しいことをたくさんできたという気持ちがあるからです。
若くして結婚したかもしれませんし、高度成長期に無茶をしたけど凄い収入を得ていたとか、憧れていた車を持てるようになったとか、刺激的なもので溢れており、勢いのあった時代を経験しているゆえにその思い出がたくさんあります。
また昔は今ほどに社会のモラルが厳しくなく、どこでもタバコを吸えたとか、ゴミ出しなども分別などしなかったかもしれません。
そんな規制という規制がほとんどなかった時代は、今よりも開放的でのびのびしていたことを感じており、その時の思い出がたくさんあるのでしょう。
5. たくさん年金をもらえている
高度成長期にしっかりと仕事をし、やればやるほどに儲かった時代を知っていること、そして現在は退職していても年金をしっかり貰っているし、退職金やこれまでの蓄えも十分過ぎるほどある人たちは若い人たちの現在の状況、特に将来年金をもらえるかどうかもわからないし、仕事の収入そのものがなかなか上がらない現状、そしてどんどん少子化していくことで経済は苦しい状況に置かれるようになることがわかっているので、自分が良い時代に生きて仕事ができて本当に良かったという気持ちになっているのです。
6. 物や便利さでは幸福は買えないという気持ち
昔は良かったと思っている人たちが多いのは今と過去を比較しているわけですが、人の幸福は物や便利さだけに左右されるわけではないということを感じているからかもしれません。
お金があればあるいは生活しやすくなればそれで幸福感に満たされるわけではなく、お金や物がなくてもそれなりに楽しかったりします。
狭い家で大家族で文句を言い合いながら喧嘩をしながらそしてプライベートな空間などほとんどなかったような暮らしというのは、当時は嫌だったかもしれませんが、今の時代の生活スタイルよりもはるかに楽しく良かったという気持ちになっていたりします。
まとめ
人は良い思い出だけをいつも記憶の中に留め、悪い過去はやがて忘れていく傾向にあります。
そうした傾向が誰もが持っているものですので、自然にその流れからすると昔は良かったということになります。
すべてがコンピューター化されて便利になればなるほど人間らしさが失われていくような気持ちになることも昔の方が良かったという気持ちになりやすいです。
とはいえ多くの人は1点だけで過去と現在を比較していることが多く、広い視野でみると昔の方が良かったとは言えない部分が多いことにも気がつくことでしょう。