始めて出会った人に好かれるか、嫌われるか…。
好悪とは、相手の中に少しずつ積み重ねられた、自分という人間への好悪のポイントの現時点での過多で決まるような気がしてなりません。
であれば、相手の中に積み重なる自分の印象はなるべく良くしたいもの。
自分の話を感じのいいリアクションで聞いてくれる人にはイヤでも好感度があがります。
相手の好感度にグッとアピールするうなずき方を知って、より良い人間関係を築きましょう!
- 目を合わせてうなずく
- 微笑んでうなずく
- 相手のプライドポイントを意識しながらうなずく
- 相づちをまじえてうなずく
- 効果的な質問を挟み、その回答にうなずく
- 目を合わせすぎない
- 敢えて視線を外してうなずき、真剣さをアピール
- 相手の是非を判断しない
- 相手の気持ちに共感する
- 私はあなたという人が好きですという気持ちを込めてうなずく
- まとめ
1. 目を合わせてうなずく
何はともあれ、まずはこの基本を押さえましょう。
目も合わないようでは基本的な信頼感すら発生しません。
「この人は私のことが嫌いなのだろうか?
」と相手に疑念を抱かせてしまっては元も子もありません。
まずはしっかりと相手と目を合わせる。
ジッと見つめなくても大丈夫です。
目を合わせてうなずく。
まずはこれが重要です。
2. 微笑んでうなずく
人はあまりに真顔で見つめられても不安な気持ちになるもの。
口角を上げて、目を半月のようにして、微笑んでみましょう。
相手への好感度がグッとあがるはずです。
微笑みは「あなたを許容していますよ」というメッセージでもあります。
四六時中微笑んでいる必要はありません。
「なんとなく微笑んでいる」という表情を意識してうなずいてみましょう。
3. 相手のプライドポイントを意識しながらうなずく
人間は認められたい生き物です。
相手が何か発言しているからには、それを暖かく受け止めて欲しいはずです。
さらに、尊敬の念を持って見られていることがわかれば、あなたへの好感度は嫌が上にも増すというもの。
相手の話を聞いている状況に応じて、相手のプライドを充足させるようなうなずきを意識してみましょう(あまり嫌らしくならない程度に!)。
例えば、業務についての引き継ぎや説明など、相手が先達の分野である場合、相手は「自分はこれをよく知っているぞ!」という自負があるはずです。
また、相手が学力のいい大学を出ている場合、その部分への当人のプライドは無いはずがありません。
相手が自分の何をアピールしたいのか、そこに思いを馳せてうなずく、これもまた一つの効果的な方法です。
4. 相づちをまじえてうなずく
従順でおとなしい、そういう人は日本人には少なくないと思います。
ですが、相手の話にただただうなずいているだけでは、「この人、私の話を真剣に聞いているのかな?」と思われてしまっても仕方ありません。
いちいち相づちを入れなくてもいいので、たまに適度な相づち(小声で、ハッキリ言わなくて大丈夫です)を入れてみましょう。
「ハイ」とうなずき、「わかりました」のアピール。
「うんうん」とうなずき、これは「理解しました!」のアピール。
「あなたの話を聞いていますよ!」というアピールを混ぜ込みつつ、うなずいてみましょう。
5. 効果的な質問を挟み、その回答にうなずく
これも「4. 適度な相づちを入れる」と基本的に同じなのですが、何か話を聞いていて、質問もわかない、というのでは「この人は本当に真剣に私の話を聞いているのかな?」と思われてしまうこともあるかと思います。
今受けているレクチャーや話題に集中して、疑問に思ったことは、相手の話の腰を折ることのないように、質問してみましょう。
「あなたの話題に興味があります!」というアピールにもなるはずです。
そしてさらにその回答にうなずくことで、「この人は私の話題に興味があるのだな」「真剣なのだな」という好循環が生まれます。
6. 目を合わせすぎない
お話している相手と目を合わせるのは大事なことですが、そこに意識を集中しすぎても、相手も自分も疲れてしまうことがあるかもしれません。
そもそも、目を合わせて話をするのは欧米圏に見られる文化で、昔の日本人には相手の目を見て話すという習慣がなかったといいます。
場面によっては、目を合わせなくても、真剣に話を聞いていることが伝わることもあるかと思います。
また、視線を合わせた方がいいと思われる場面でも、相手の口元を見る、とか、なんとなくそちらに顔を向けている、ところどころ視線を外す…などしても大丈夫かもしれません。
基本的には自分も相手も苦しくならないコミュニケーションでいいはずです。
要は「相手の話を聞いています」ということが伝わればいいのです。
7. 敢えて視線を外してうなずき、真剣さをアピール
相手の話にうなずくような場面と言えば、談笑の場面でのそれが多いでしょうが、社会人であれば仕事の話でうなずく場面も少なくないはずです。
そういう時には敢えて話者から視線を外して「真剣さ」をアピールすることも効果的でしょう。
パソコンを前に話を聞いている場面では、モニター画面を真剣に見つめてうなずく、メモを取りつつうなずく、など…。
もしかしたら普段なら「感じ悪い」と思われてしまうかも知れない、「相手の顔を見ない」という行為ですが、ビジネスの場面に於いては、そちらの方が相手の好感度のアップに効果的な場合もあるはずです。
8. 相手の是非を判断しない
そもそもうなずくということがどういうことなのかを考えてみましょう。
大辞林 第三版の解説より…。
うなずく【頷く・首肯く・肯く】
- 1. 肯定・同意・承諾などの気持ちを表して首をたてに振る。合点がてんする。 「いちいち-・きながら話を聞く」
- 2. 首を下に動かす。 「僧正のねぶりて-・くを/著聞 18」
第一義に、「肯定」「同意」「承諾」とあります。
この中でも相手の中の好感度に結びつくと思われるのが「肯定」と「同意」です。
肯定…相手の話を肯定する。
相手の話の是非を判断するのではなく、まずは受け止める。
「へー、そうなのだ?」とうなずく。
認める。
この場面で「それって○○だよね!?」などと異論を挟むようなことはいけません。
まずは認めることが大事なのです。
正しいか正しくないかを判断するのではなく、「あなたはそうしたんだね」という受け止めが大事なのです。
受け止めて、うなずく。
ただ話を聞くだけでいいのです。
最近発表された北海道大学の研究では、うなずくだけで好感度が40%アップするそうです。
「否定よりも肯定」で相手の好感度が40%も増すのであれば、相手の話が正しいか正しくないかを判断するのは得策ではないと言えるでしょう。
肯定されると自分を受け止めてもらえた気分になり、相手への好感度が増す、自分も相手もハッピーになれるのです。
9. 相手の気持ちに共感する
「うなずく」という言葉で、好感度に影響があるであろうもう一つの意味、「同意」の方について考えてみましょう。
同意とは、相手の話に同意する、共感する、ということです。
相手の話に同意する、共感するという行為の根底にあるのは「わかる!!」という気持ちでしょう。
「みんなにはわかってもらえないかもしれないけれど、自分はこう思うことがある」から「それってあるあるだよね!!」まで、日常生活の中では幅広い共感ポイントがあります。
話者の話の中で「わかる!!」というポイントがあったら、積極的に反応してみましょう。
それだけで相手の中の好感度があがります。
また、日頃からいざというときのために、話題のネタとして自分のドジ話などの「あるあるポイント」をストックしておくのもいいかもしれません。
10. 私はあなたという人が好きですという気持ちを込めてうなずく
人間関係にまつわる教訓で、「とにかく相手を好きになってしまえ」というものがあります。
あれこれと考えて臆病になって、自他を分けて「あの人のこういうところが好きじゃない」「私とはこういうところが違う」などと相手を嫌いになる理由を探しているかのような人もいます。
これもまたよく言われる教訓で、「自分の気持ちは相手に伝わる」というのもあります。
相手のことを嫌いだと思っていると、それが相手にも伝わり、相手にも嫌われる、というものです。
であれば、いきなり相手のことを「自分から」好きになってしまうのも手だと思います。
四の五の言わずに自分から相手を好きになってしまう。
そうすれば、あなたの存在自体が相手への肯定=うなずきとなって、相手もあなたへ心を開いてくれることでしょう。
まとめ
生きていく上では、どこへ行っても人間関係はついて回ります。
仙人になれる環境がある人はいいですが、霞を食って生きていけない人がほとんどです。
「うなずき」を有効活用して、自分も周りもハッピーに生きていきましょう!
始めて出会った人に好かれるか、嫌われるか…。
好悪とは、相手の中に少しずつ積み重ねられた、自分という人間への好悪のポイントの現時点での過多で決まるような気がしてなりません。
であれば、相手の中に積み重なる自分の印象はなるべく良くしたいもの。
自分の話を感じのいいリアクションで聞いてくれる人にはイヤでも好感度があがります。
相手の好感度にグッとアピールするうなずき方を知って、より良い人間関係を築きましょう!
1. 目を合わせてうなずく
何はともあれ、まずはこの基本を押さえましょう。
目も合わないようでは基本的な信頼感すら発生しません。
「この人は私のことが嫌いなのだろうか?
」と相手に疑念を抱かせてしまっては元も子もありません。
まずはしっかりと相手と目を合わせる。
ジッと見つめなくても大丈夫です。
目を合わせてうなずく。
まずはこれが重要です。
2. 微笑んでうなずく
人はあまりに真顔で見つめられても不安な気持ちになるもの。
口角を上げて、目を半月のようにして、微笑んでみましょう。
相手への好感度がグッとあがるはずです。
微笑みは「あなたを許容していますよ」というメッセージでもあります。
四六時中微笑んでいる必要はありません。
「なんとなく微笑んでいる」という表情を意識してうなずいてみましょう。
3. 相手のプライドポイントを意識しながらうなずく
人間は認められたい生き物です。
相手が何か発言しているからには、それを暖かく受け止めて欲しいはずです。
さらに、尊敬の念を持って見られていることがわかれば、あなたへの好感度は嫌が上にも増すというもの。
相手の話を聞いている状況に応じて、相手のプライドを充足させるようなうなずきを意識してみましょう(あまり嫌らしくならない程度に!)。
例えば、業務についての引き継ぎや説明など、相手が先達の分野である場合、相手は「自分はこれをよく知っているぞ!」という自負があるはずです。
また、相手が学力のいい大学を出ている場合、その部分への当人のプライドは無いはずがありません。
相手が自分の何をアピールしたいのか、そこに思いを馳せてうなずく、これもまた一つの効果的な方法です。
4. 相づちをまじえてうなずく
従順でおとなしい、そういう人は日本人には少なくないと思います。
ですが、相手の話にただただうなずいているだけでは、「この人、私の話を真剣に聞いているのかな?」と思われてしまっても仕方ありません。
いちいち相づちを入れなくてもいいので、たまに適度な相づち(小声で、ハッキリ言わなくて大丈夫です)を入れてみましょう。
「ハイ」とうなずき、「わかりました」のアピール。
「うんうん」とうなずき、これは「理解しました!」のアピール。
「あなたの話を聞いていますよ!」というアピールを混ぜ込みつつ、うなずいてみましょう。
5. 効果的な質問を挟み、その回答にうなずく
これも「4. 適度な相づちを入れる」と基本的に同じなのですが、何か話を聞いていて、質問もわかない、というのでは「この人は本当に真剣に私の話を聞いているのかな?」と思われてしまうこともあるかと思います。
今受けているレクチャーや話題に集中して、疑問に思ったことは、相手の話の腰を折ることのないように、質問してみましょう。
「あなたの話題に興味があります!」というアピールにもなるはずです。
そしてさらにその回答にうなずくことで、「この人は私の話題に興味があるのだな」「真剣なのだな」という好循環が生まれます。
6. 目を合わせすぎない
お話している相手と目を合わせるのは大事なことですが、そこに意識を集中しすぎても、相手も自分も疲れてしまうことがあるかもしれません。
そもそも、目を合わせて話をするのは欧米圏に見られる文化で、昔の日本人には相手の目を見て話すという習慣がなかったといいます。
場面によっては、目を合わせなくても、真剣に話を聞いていることが伝わることもあるかと思います。
また、視線を合わせた方がいいと思われる場面でも、相手の口元を見る、とか、なんとなくそちらに顔を向けている、ところどころ視線を外す…などしても大丈夫かもしれません。
基本的には自分も相手も苦しくならないコミュニケーションでいいはずです。
要は「相手の話を聞いています」ということが伝わればいいのです。
7. 敢えて視線を外してうなずき、真剣さをアピール
相手の話にうなずくような場面と言えば、談笑の場面でのそれが多いでしょうが、社会人であれば仕事の話でうなずく場面も少なくないはずです。
そういう時には敢えて話者から視線を外して「真剣さ」をアピールすることも効果的でしょう。
パソコンを前に話を聞いている場面では、モニター画面を真剣に見つめてうなずく、メモを取りつつうなずく、など…。
もしかしたら普段なら「感じ悪い」と思われてしまうかも知れない、「相手の顔を見ない」という行為ですが、ビジネスの場面に於いては、そちらの方が相手の好感度のアップに効果的な場合もあるはずです。
8. 相手の是非を判断しない
そもそもうなずくということがどういうことなのかを考えてみましょう。
大辞林 第三版の解説より…。
うなずく【頷く・首肯く・肯く】
- 1. 肯定・同意・承諾などの気持ちを表して首をたてに振る。合点がてんする。 「いちいち-・きながら話を聞く」
- 2. 首を下に動かす。 「僧正のねぶりて-・くを/著聞 18」
第一義に、「肯定」「同意」「承諾」とあります。
この中でも相手の中の好感度に結びつくと思われるのが「肯定」と「同意」です。
肯定…相手の話を肯定する。
相手の話の是非を判断するのではなく、まずは受け止める。
「へー、そうなのだ?」とうなずく。
認める。
この場面で「それって○○だよね!?」などと異論を挟むようなことはいけません。
まずは認めることが大事なのです。
正しいか正しくないかを判断するのではなく、「あなたはそうしたんだね」という受け止めが大事なのです。
受け止めて、うなずく。
ただ話を聞くだけでいいのです。
最近発表された北海道大学の研究では、うなずくだけで好感度が40%アップするそうです。
「否定よりも肯定」で相手の好感度が40%も増すのであれば、相手の話が正しいか正しくないかを判断するのは得策ではないと言えるでしょう。
肯定されると自分を受け止めてもらえた気分になり、相手への好感度が増す、自分も相手もハッピーになれるのです。
9. 相手の気持ちに共感する
「うなずく」という言葉で、好感度に影響があるであろうもう一つの意味、「同意」の方について考えてみましょう。
同意とは、相手の話に同意する、共感する、ということです。
相手の話に同意する、共感するという行為の根底にあるのは「わかる!!」という気持ちでしょう。
「みんなにはわかってもらえないかもしれないけれど、自分はこう思うことがある」から「それってあるあるだよね!!」まで、日常生活の中では幅広い共感ポイントがあります。
話者の話の中で「わかる!!」というポイントがあったら、積極的に反応してみましょう。
それだけで相手の中の好感度があがります。
また、日頃からいざというときのために、話題のネタとして自分のドジ話などの「あるあるポイント」をストックしておくのもいいかもしれません。
10. 私はあなたという人が好きですという気持ちを込めてうなずく
人間関係にまつわる教訓で、「とにかく相手を好きになってしまえ」というものがあります。
あれこれと考えて臆病になって、自他を分けて「あの人のこういうところが好きじゃない」「私とはこういうところが違う」などと相手を嫌いになる理由を探しているかのような人もいます。
これもまたよく言われる教訓で、「自分の気持ちは相手に伝わる」というのもあります。
相手のことを嫌いだと思っていると、それが相手にも伝わり、相手にも嫌われる、というものです。
であれば、いきなり相手のことを「自分から」好きになってしまうのも手だと思います。
四の五の言わずに自分から相手を好きになってしまう。
そうすれば、あなたの存在自体が相手への肯定=うなずきとなって、相手もあなたへ心を開いてくれることでしょう。
まとめ
生きていく上では、どこへ行っても人間関係はついて回ります。
仙人になれる環境がある人はいいですが、霞を食って生きていけない人がほとんどです。
「うなずき」を有効活用して、自分も周りもハッピーに生きていきましょう!