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承知しましたの意味と使い方7選

承知しましたの意味と使い方7選 | LADYCO

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承知しましたの意味と使い方7選

「承知しました」ということばは、日常的なビジネスの場面に、よく出てくる、ある種、決まり文句のようなことばです。

そのためか、あまり気にもかけず、無意識に使っていることばでもあります。

時には、「承知致しました」とか「了解しました」と、言うこともあります。

些細な違いではありますが、確かに言い方は違います。

そこには、何か、違いがあるのでしょうか。

  • 「承知しました」の意味は
  • 説明の中の「承諾」の意味は
  • 「承知しました」は、全てを引き受けるということ
  • 「承知致しました」と「承知しました」は違うのか
  • 「了解しました」と「承知しました」との違いは
  • 「了承」「領解」の意味とは
  • 「了解しました」と「承知しました」は、どちらを使っても良いか

1. 「承知しました」の意味は

「承知しました」の意味は

「承知しました」のことばにある「承知」には、どんな意味があるのでしょうか。

国語辞典で調べてみると、次のような説明が、記載されています。

  • ア)知っていること。わかっていること。「いきさつは—しております」
  • イ)聞き入れること。承諾すること。「解約の件は—できない」
  • ウ)許すこと。多く否定の形で「許さない」「かん弁しない」の意を表す。「そんなことをしたら—しないぞ」
               

2. 説明の中の「承諾」の意味は

説明の中の「承諾」の意味は

さらに、説明の中に出てくる「承諾」とはどういうことか、重ねて調べてみると、次のようになっています。

ア)他人の依頼・要求などを、もっともと思い、引き受けること。

承知⇔拒否「移転を—する」「—できない」 

(三省堂 大辞林)http://www.sanseido-publ.co.jp

3. 「承知しました」は、全てを引き受けるということ

「承知しました」は、全てを引き受けるということ

こうして調べてみると「承知しました」の意味は、ただ単に、知りました、理解しましたということを表明するという、単純なものではないようです。

相手方の依頼や要求を「もっともと思い」とありますから、もっともなことだと全面的に肯定して、「引き受ける」ですから、文字通り、相手方の依頼内容や要求を丸呑みにして、引き受けるということです。

従って、聞き慣れたことばではありますが、軽々に口にすべきことばではないようです。

まして、相手方が、企画や事業内容について、十分な説明もしていない段階で、「承知しました」と、発言したのでは、「本当に、解っているのかな」 という疑問を相手に生じさせることにもなりかねません。

しかし、一般的に広く使われていることばなので、 相手も、そこまで深くは、ことばの意味しているものを追求してはいないかもしれません。

4. 「承知致しました」と「承知しました」は違うのか

「承知致しました」と「承知しました」は違うのか

「承知しました」とほぼ同じですが「承知致しました」という言い方や文に出会うことがあります。

この違いは、どこにあるのでしょうか。

それは、謙譲の意を含むか、否かの違いです。

「しました」は、単なる「する」という行為(ここでは、「承知する」)そのものを表していますが、「致しました」は、「いたす」という「する」という行為の丁寧語であり、自己の動作を低めて言うことで、相手への敬意を表す謙譲語にもなります。

従って、文書やメールにする場合には、「承知しました」とするよりも「承知致しました」と記載する方が、視覚的にも文章的にも丁寧に見えて、相手に敬意を払っている様子が伝わります。

電話など、口頭で回答する場合には、「承知しました」でも、構いません。

逆に、言い慣れているからと「承知致しました」と謙譲的な表現を使うと、その他の会話部分でも、気を付けて、謙譲的な表現をする必要性がでてきます。

例えば「あとで電話いたします」で済むところが、「あとで電話を差し上げます」なり 「電話をさせていただきます」なりの謙譲の意を含む言い方で返答することが、求められることになります。

つい「承知致しました」と言いそうですが、ここで謙譲的な表現を使うと後の部分との整合性で、足元を見られることになってしまうことがありますので、要注意です。

間違っても「あとで電話します」などと言ったらアウトです。

5. 「了解しました」と「承知しました」との違いは

「了解しました」と「承知しました」との違いは

「承知しました」によく似た表現に「了解しました」ということばがあります。

仲間内で、飲み会などの計画をするときなどは「了解しました」という表現をよく使いますが、 「承知しました」の代わりに「了解しました」とは、使えないのでしょうか。

「了解」を、国語辞典で引くと、次のように記載されています

事情を思いやって納得すること。

理解すること。

のみこむこと。

了承。

領解。

「事情を—する」「—できない」

(三省堂 大辞林)http://www.sanseido-publ.co.jp

「事情を思いやって」ということは、「承諾」「依頼・要求などを、もっともと思い」の部分が意味しているものと同じです。

「理解すること。

のみこむこと」
とあるのは、「承知」「聞き入れること」「承諾」「引き受けること」と同じ意味合いのことばとしてとらえられます。

そうしてみると「承知しました」「了解しました」とは、同じ意味を表すことばだと言えます。

6. 「了承」「領解」の意味とは

「了承」「領解」の意味とは

了解の説明の中にある「了承」「領解」につて、さらに国語辞典を引いてみると、次のように記載されています。

「了承」とは、

  • ア)事情をくんで納得すること。承知すること。領掌。「相手の—を得る」「よろしく御—下さい」「申し出の件—しました」  (※領掌…了承と同じ)「領解」とは
  • ア)了解に同じ。
                                           

(三省堂 大辞林)http://www.sanseido-publ.co.jp

同じようなところを堂々巡りしているようですが、これらのことから解ったことは、「了解しました」「承知しました」は、同じ意味をもったことばであることです。

ということは、どちらを使っても良いということになります。

しかし、意味は同じでも、表現が違う以上、使い方などに差があるはずです。

次に、その差について、見ていきましょう。

7. 「了解しました」と「承知しました」は、どちらを使っても良いか

「了解しました」と「承知しました」は、どちらを使っても良いか

両者は、意味の上では同じであることが解りました。

ということは、どちらを使っても構わないようですが、上司への返答に「了解しました」や新しいビジネスのお客さんに 「了解です」というのは、いただけません。

これは、「承知しました」の中の「承」の字に因る結果なのです。

「承」の字は、音読みすると「承る」という目上の人に対して使う丁寧な表現を含んでいます。

従って、上司や新しいお客さんに対しては、失礼のない表現となります。

対する「了解しました」は、くだけた表現ですので、使える範囲が限られます。

その点、「承知しました」は、オールラウンドに使えることばです。

「承知しました」ということばは、日常的なビジネスの場面に、よく出てくる、ある種、決まり文句のようなことばです。

そのためか、あまり気にもかけず、無意識に使っていることばでもあります。

時には、「承知致しました」とか「了解しました」と、言うこともあります。

些細な違いではありますが、確かに言い方は違います。

そこには、何か、違いがあるのでしょうか。


「承知しました」の意味は

「承知しました」のことばにある「承知」には、どんな意味があるのでしょうか。

国語辞典で調べてみると、次のような説明が、記載されています。

  • ア)知っていること。わかっていること。「いきさつは—しております」
  • イ)聞き入れること。承諾すること。「解約の件は—できない」
  • ウ)許すこと。多く否定の形で「許さない」「かん弁しない」の意を表す。「そんなことをしたら—しないぞ」
               
説明の中の「承諾」の意味は

さらに、説明の中に出てくる「承諾」とはどういうことか、重ねて調べてみると、次のようになっています。

ア)他人の依頼・要求などを、もっともと思い、引き受けること。

承知⇔拒否「移転を—する」「—できない」 

(三省堂 大辞林)http://www.sanseido-publ.co.jp

「承知しました」は、全てを引き受けるということ

こうして調べてみると「承知しました」の意味は、ただ単に、知りました、理解しましたということを表明するという、単純なものではないようです。

相手方の依頼や要求を「もっともと思い」とありますから、もっともなことだと全面的に肯定して、「引き受ける」ですから、文字通り、相手方の依頼内容や要求を丸呑みにして、引き受けるということです。

従って、聞き慣れたことばではありますが、軽々に口にすべきことばではないようです。

まして、相手方が、企画や事業内容について、十分な説明もしていない段階で、「承知しました」と、発言したのでは、「本当に、解っているのかな」 という疑問を相手に生じさせることにもなりかねません。

しかし、一般的に広く使われていることばなので、 相手も、そこまで深くは、ことばの意味しているものを追求してはいないかもしれません。

「承知致しました」と「承知しました」は違うのか

「承知しました」とほぼ同じですが「承知致しました」という言い方や文に出会うことがあります。

この違いは、どこにあるのでしょうか。

それは、謙譲の意を含むか、否かの違いです。

「しました」は、単なる「する」という行為(ここでは、「承知する」)そのものを表していますが、「致しました」は、「いたす」という「する」という行為の丁寧語であり、自己の動作を低めて言うことで、相手への敬意を表す謙譲語にもなります。

従って、文書やメールにする場合には、「承知しました」とするよりも「承知致しました」と記載する方が、視覚的にも文章的にも丁寧に見えて、相手に敬意を払っている様子が伝わります。

電話など、口頭で回答する場合には、「承知しました」でも、構いません。

逆に、言い慣れているからと「承知致しました」と謙譲的な表現を使うと、その他の会話部分でも、気を付けて、謙譲的な表現をする必要性がでてきます。

例えば「あとで電話いたします」で済むところが、「あとで電話を差し上げます」なり 「電話をさせていただきます」なりの謙譲の意を含む言い方で返答することが、求められることになります。

つい「承知致しました」と言いそうですが、ここで謙譲的な表現を使うと後の部分との整合性で、足元を見られることになってしまうことがありますので、要注意です。

間違っても「あとで電話します」などと言ったらアウトです。

「了解しました」と「承知しました」との違いは

「承知しました」によく似た表現に「了解しました」ということばがあります。

仲間内で、飲み会などの計画をするときなどは「了解しました」という表現をよく使いますが、 「承知しました」の代わりに「了解しました」とは、使えないのでしょうか。

「了解」を、国語辞典で引くと、次のように記載されています

事情を思いやって納得すること。

理解すること。

のみこむこと。

了承。

領解。

「事情を—する」「—できない」

(三省堂 大辞林)http://www.sanseido-publ.co.jp

「事情を思いやって」ということは、「承諾」「依頼・要求などを、もっともと思い」の部分が意味しているものと同じです。

「理解すること。

のみこむこと」
とあるのは、「承知」「聞き入れること」「承諾」「引き受けること」と同じ意味合いのことばとしてとらえられます。

そうしてみると「承知しました」「了解しました」とは、同じ意味を表すことばだと言えます。

「了承」「領解」の意味とは

了解の説明の中にある「了承」「領解」につて、さらに国語辞典を引いてみると、次のように記載されています。

「了承」とは、

  • ア)事情をくんで納得すること。承知すること。領掌。「相手の—を得る」「よろしく御—下さい」「申し出の件—しました」  (※領掌…了承と同じ)「領解」とは
  • ア)了解に同じ。
                                           

(三省堂 大辞林)http://www.sanseido-publ.co.jp

同じようなところを堂々巡りしているようですが、これらのことから解ったことは、「了解しました」「承知しました」は、同じ意味をもったことばであることです。

ということは、どちらを使っても良いということになります。

しかし、意味は同じでも、表現が違う以上、使い方などに差があるはずです。

次に、その差について、見ていきましょう。

「了解しました」と「承知しました」は、どちらを使っても良いか

両者は、意味の上では同じであることが解りました。

ということは、どちらを使っても構わないようですが、上司への返答に「了解しました」や新しいビジネスのお客さんに 「了解です」というのは、いただけません。

これは、「承知しました」の中の「承」の字に因る結果なのです。

「承」の字は、音読みすると「承る」という目上の人に対して使う丁寧な表現を含んでいます。

従って、上司や新しいお客さんに対しては、失礼のない表現となります。

対する「了解しました」は、くだけた表現ですので、使える範囲が限られます。

その点、「承知しました」は、オールラウンドに使えることばです。

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