気が弱い人は、端から見ると、何となく小さく見えるから不思議です。
堂々たる体格で、まれに気の弱い人もいますが、まれなことです。
集団の中でも目立たないなど、顕著な特徴があります。
- 声が小さい
- 字が小さい
- 率先しては、発言しない
- 隅の方に立つ
- 目力がない
- 言いなりになる
- 周りの目を気にする
- 初対面の人物や事象、場所に弱い
- 決断力がない
- 落ち込みやすい
- 意思表示が弱い
- 大きなトラブルは逃避する
- 笑顔が多い
- 自信がない
- 八方美人的な行動をとる
- 虚勢をはる
- 結果、無責任な言動をする
- 姿勢が悪い
- コンプレックスが多い
- 悲観的傾向にある
- まとめ
1. 声が小さい
気が弱い人は、日常的に話す声も小さく、特に、「おはようございます」「失礼します」といった、普段のあいさつの声からして小さめで、当然、職場にも大きな声で出社してくることはなく、場合によっては、上司に叱責されることもあります。
その上、自分の考えや感想を述べる時など、今ひとつ自分の発言内容に自信がもてないためか、どうしても、ぼそぼそとくぐもった声、会場の隅にまで届かないような小さな声で、発表したり、話したりします。
2. 字が小さい
声と同様に、ノートや記帳、事務文書など、パソコンと違って、ボールペンなどを使って文字を書くとき、一般的な文書の文字の大きさに比べて、小さな字を書く傾向にあります。
特に、メモや日記など、本人しか見ない文書については、他人では範読できないようなサイズのミミズがはったような字が並ぶこともあります。
3. 率先しては、発言しない
会議の時だけでなく、フランクな集まりの中や飲み会の席でも、特に、発言を求められたり、順番上仕方のない発言だったりでもしない限り、自分から発言をすることは、あまりありません。
どちらかというと常に、聞き役にまわっている感じです。
仲間内だけの実にフランクな飲み会でも、隣と話すのは、必要最小限のことで、たまに盛り上がって話していると、周りがどうかしたのではないかと心配するようなことになるほどです。
4. 隅の方に立つ
集会など、人が多く集まる場所では、決して前面に出ることはなく、気が付くと、会場の隅の方にいたり、人知れず席を去ったりしています。
飲み会でも、席順がなければ、気にせずに末席や目立たない席に自ら座ります。
隣席の人物にも気を配り、よく見ると口数の少ない人を選んで座るという巧妙さも持ち合わせています。
5. 目力がない
俗に言う、相手を真正面からぐっと見据えるようなするどい目線を放つといったことは、到底望めそうもありません。
まず、相手と目線を合わせるということが苦手で、すぐに目線をそらす傾向にあります。
そのため、はたから見ているときょろきょろとあたりを見ているようで、いわゆる目が泳ぐ状態になっています。
正面から相手を見据えることができないのは、裏を返せば、自信のなさの表れであり、気の弱さを示していることに他なりません。
6. 言いなりになる
相手の意見や行動に対して、質問をはさんだり、異を唱えたりといったことは、皆無といっていいほどありません。
心の中では「そうじゃねえだろうが」と叫びながらも表面的には、反論したり、別行動をとったりということはなく、黙々と、相手の意向に従って行動しているように見えます。
7. 周りの目を気にする
周りが自分をどう見ているかが、気になります。
そのために、というよりも、よく見られるように行動することもあります。
常に、周りの反応を見て行動するので、ある面、ぐいぐいやっていく力強いパワーを感じることができず、弱々しく見える部分があって、特徴の一つに数えました。
8. 初対面の人物や事象、場所に弱い
初対面の人に接するとなると、極度に緊張し、何を言えば、どんな顔をすれば、といった些細なことまでが気になりだします。
初めての場所ややり方といったものに対しても、悪い印象を与えたくない、そのためには、何から話したらいいのだろうか、話題はどうしたらと、心配の種は尽きません。
初めての場所ともなると下調べや事前調査に余念がありません。
このように用意周到で迎えるがために、予定通り行かないことが生じるとパニックを起こしがちで、腰をすえて落ち着いて新たな出会いや土地を楽しむ心こそが、求められます。
9. 決断力がない
気の弱い人は、著しく決断力に欠けます。
そのため「〇〇でいいでしょうか」「〇〇にしましょうか」というように、決定権は相手に渡した形での発言が多く見られます。
終わりに「か」を配することで、一見尋ねているかのような印象をあたえますが、その実、最後の決定は他に任せているわけです。
何事にも「どうしましょうか」が多く、「こうします」という台詞は、なかなかでてきません。
10. 落ち込みやすい
失敗をした祭の落ち込みには、予想外に大きいものがあります。
まるで天と地がひっくり返ったようなおおげさなとらえ方をするので、周りの方が驚かされます。
これは、気が弱いために、一つの失敗が他に及ぼす影響を、ことさら大きくとらえていることからくる現象です。
あれもこれもだめになったと、負の連鎖を思い込んでいくことで、さらに深く落ち込んでいくことになりますが、それはそれで、落ち込むだけ落ち込ませることで、次は、即立ち直れるようになります。
11. 意思表示が弱い
決断力とも似ていて、自分の考えや思いを前面に出さない傾向にありますから、なかなか自分を表出してくれません。
さらには、周りを気にするタイプで八方美人的な対応をしますので、なおさら意志表示は、内にこもって、表面にはでてきません。
加えて、表情も無意味な諍いを避けるために、微笑を基本としていますので、顔色からも読み取れず、なかなか本当の意志をくみ取れないタイプになります。
12. 大きなトラブルは逃避する
八方美人的な行動にでることの証明にもなりますが、基本的に、自分を押さえ、周りとの摩擦を避けて人間関係や仕事の環境をつくろうとしますから、どんなトラブルであれ、関わらないように立ち回ります。
従って、大きなトラブルを逃避するのは当然の成り行きです。
見て見ぬふりと言った方が当たっているかもしれません。
かといって、君子危うきにの心境ではなく、ある面では、ずるい点かもしれません。
13. 笑顔が多い
何か嬉しいことや楽しいことがあったわけでもないのに、基本、笑顔で相手と接します。
一見すると愛想が良い感じですが、その実、笑顔や微笑みで、ごまかしているとも見えます。
笑顔で接することで、無用の争いを避けているのかもしれません。
14. 自信がない
あらゆることに対して自信を持てないことが多く、逆に見れば、自信が持てないから気が弱いのかもしれません。
提案プレゼンにせよ、上司への進言にせよ、堂々と自信をもって話す、提案するという姿勢が見えず、「えー」「あのー」といった、無用の間投詞が多く入って聞きづらい場合もあって、自信のなさが随所に顔を出します。
15. 八方美人的な行動をとる
誰とも争いたくない、何事もほどほどに、なるべくならば音便に済ませたいという意識が強く、あまり自分も前面に押し出さず、どちらかと言えば、自分は押さえて、事に当たったり、人間関係をつくったりします。
できるだけ対立関係をつくりたくないというのが本音ですから、あくまで自分を押さえて、誰とでもそこそこの関係をつくり上げていきます。
俗に言う「八方美人」的な関係をつくるような行動をとることで、どことも平均的な関係をもつような自分の足場をつくることが多々あります。
16. 虚勢をはる
一見すると堂々としたいかにも強靱で、場合によっては、ある面かなり横柄に見えるような態度をとる、誰が見ても、どこから見ても、気の強そうに見える人が、案外、気の弱い人であることがあります。
強靱そうに見える態度やふんぞり返ったような横柄な態度は、裏を返せば、気の弱い面をカムフラージュする仮の姿であることが、意外と多くあります。
そうしたことが明らかになるのは、何らかの大問題やパニック状態が生じた時です。
事態の発生と共に、即、適切な対応、指示、行動といったものがとれず、やたら周りに当たり散らしたり、大声を張り上げたりといった、その人自身がパニック状態に陥って、本当は、気の弱い面があることをさらすことになります。
17. 結果、無責任な言動をする
とかく諍いを好みませんから、依頼された仕事などは、八方美人的な行動とも重なって、自分の処理能力、現在の仕事の残量等を考えずに、いわゆる安請け合いをしがちです。
基本的に、頼んだ仕事は断らないとなると、依頼が殺到するのは自明の理です。
しかし、本人は、気が弱くて「できません」と強く断ることができませんので、次々に引き受け、結果、間に合わなかったり、不完全であったりと、無責任な処理や発注を行うこととなります。
18. 姿勢が悪い
いわゆる「胸を張って堂々と歩く」という姿勢がとれません。
極端な例ですが、どことなく、おどおどとした感じで、何かを避けるように、若干、前屈み気味に歩く傾向にあります。
ここまでではなくとも、堂々とした恰幅の良い歩き方ではありません。
前屈みの姿勢が多く、また、書類を抱え込んで歩きがちです。
書類を脇に抱えるのではなく、胸の前に抱え込むというのは、何かしら書類について、問われたり、閲覧を要求されたりすることがないようにという防護の心理の表れでもあります。
こうした、書類の持ち方一つにも、気の弱さが表れてきます。
19. コンプレックスが多い
気の弱い人は、自分に自信がない分だけ、その点に自分自身のコンプレックスを感じていることが往々にしてあります。
つまり、自信のなさは、コンプレックスの裏返しでもあるのです。
コンプレックスを感じているからこそ強くでられずにいる面が、端には、気が弱い一面として表出されているのです。
コンプレックスは、誰にでもあります。
負の面だけでとらえずに、自分の個性の一部として、前向きに受け止めることも必要です。
何事にも、取りかかるのが遅いのなら、それは、何事にも慎重に取り組む正の面だと置き換えてとらえることで、気の小ささは、少し解消できそうです。
20. 悲観的傾向にある
全てのことを悪い方へ、閉じる方向へととらえがちな傾向にあります。
そのため、何事にも明るい展望が見えないので、畢竟、現時点での努力や創造といったものまでが、無意味なものに思えてきて、当然、取り組み自体も覇気のない、だらだらとしたものになり、出来上がりの状態も、想像にかたいものがあります。
気の弱い人には、ネガティブな傾向にある人が多く、もっとポジティブに物事をとらえる姿勢や心を鍛えてやる必要があります。
悲観的にとらえれば、とらえるほど、元気がなくなり、気力も体力もなくなります。
誰にだって、弱点や欠点があります。
どんなに完璧を目指しても、仕事にも弱点や欠点があります。
大きな心でとらえるようにすることで、弱さの克服を目指します。
まとめ
「気が弱い」と言われることから脱却する一番の条件は「自分に対する自信」をもっているか否かです。
自分自身に自信がもてれば、胸を張って堂々と提案もできるし、プレゼンだって大きな声で説明できます。
見知ったことを友達に話す場合でも、自信がないと、小声でぼそぼそと話しがちですが、自信があれば、自然と声にも張りが出て、結果的に、大きな声で話すことができます。
自信を持つためには、そのことについて精通することが求められますが、何人も全てに渡って理解し、体得するということは、よほどの超人的な人でなければできません。
得手不得手があって当然ですから、「できないものはできない」と拒否することも必要です。
八方美人は捨てて、違うものは違う、できないものはできないと、はっきりと自分の主張、反論を述べることが、気の弱さから脱出する方法の一つかもわかりません。
誰だって弱い面をもっています。
一見強そうに見える人は、その弱さがばれないように、何らかの努力をしているのです。
気が弱い人は、端から見ると、何となく小さく見えるから不思議です。
堂々たる体格で、まれに気の弱い人もいますが、まれなことです。
集団の中でも目立たないなど、顕著な特徴があります。
1. 声が小さい
気が弱い人は、日常的に話す声も小さく、特に、「おはようございます」「失礼します」といった、普段のあいさつの声からして小さめで、当然、職場にも大きな声で出社してくることはなく、場合によっては、上司に叱責されることもあります。
その上、自分の考えや感想を述べる時など、今ひとつ自分の発言内容に自信がもてないためか、どうしても、ぼそぼそとくぐもった声、会場の隅にまで届かないような小さな声で、発表したり、話したりします。
2. 字が小さい
声と同様に、ノートや記帳、事務文書など、パソコンと違って、ボールペンなどを使って文字を書くとき、一般的な文書の文字の大きさに比べて、小さな字を書く傾向にあります。
特に、メモや日記など、本人しか見ない文書については、他人では範読できないようなサイズのミミズがはったような字が並ぶこともあります。
3. 率先しては、発言しない
会議の時だけでなく、フランクな集まりの中や飲み会の席でも、特に、発言を求められたり、順番上仕方のない発言だったりでもしない限り、自分から発言をすることは、あまりありません。
どちらかというと常に、聞き役にまわっている感じです。
仲間内だけの実にフランクな飲み会でも、隣と話すのは、必要最小限のことで、たまに盛り上がって話していると、周りがどうかしたのではないかと心配するようなことになるほどです。
4. 隅の方に立つ
集会など、人が多く集まる場所では、決して前面に出ることはなく、気が付くと、会場の隅の方にいたり、人知れず席を去ったりしています。
飲み会でも、席順がなければ、気にせずに末席や目立たない席に自ら座ります。
隣席の人物にも気を配り、よく見ると口数の少ない人を選んで座るという巧妙さも持ち合わせています。
5. 目力がない
俗に言う、相手を真正面からぐっと見据えるようなするどい目線を放つといったことは、到底望めそうもありません。
まず、相手と目線を合わせるということが苦手で、すぐに目線をそらす傾向にあります。
そのため、はたから見ているときょろきょろとあたりを見ているようで、いわゆる目が泳ぐ状態になっています。
正面から相手を見据えることができないのは、裏を返せば、自信のなさの表れであり、気の弱さを示していることに他なりません。
6. 言いなりになる
相手の意見や行動に対して、質問をはさんだり、異を唱えたりといったことは、皆無といっていいほどありません。
心の中では「そうじゃねえだろうが」と叫びながらも表面的には、反論したり、別行動をとったりということはなく、黙々と、相手の意向に従って行動しているように見えます。
7. 周りの目を気にする
周りが自分をどう見ているかが、気になります。
そのために、というよりも、よく見られるように行動することもあります。
常に、周りの反応を見て行動するので、ある面、ぐいぐいやっていく力強いパワーを感じることができず、弱々しく見える部分があって、特徴の一つに数えました。
8. 初対面の人物や事象、場所に弱い
初対面の人に接するとなると、極度に緊張し、何を言えば、どんな顔をすれば、といった些細なことまでが気になりだします。
初めての場所ややり方といったものに対しても、悪い印象を与えたくない、そのためには、何から話したらいいのだろうか、話題はどうしたらと、心配の種は尽きません。
初めての場所ともなると下調べや事前調査に余念がありません。
このように用意周到で迎えるがために、予定通り行かないことが生じるとパニックを起こしがちで、腰をすえて落ち着いて新たな出会いや土地を楽しむ心こそが、求められます。
9. 決断力がない
気の弱い人は、著しく決断力に欠けます。
そのため「〇〇でいいでしょうか」「〇〇にしましょうか」というように、決定権は相手に渡した形での発言が多く見られます。
終わりに「か」を配することで、一見尋ねているかのような印象をあたえますが、その実、最後の決定は他に任せているわけです。
何事にも「どうしましょうか」が多く、「こうします」という台詞は、なかなかでてきません。
10. 落ち込みやすい
失敗をした祭の落ち込みには、予想外に大きいものがあります。
まるで天と地がひっくり返ったようなおおげさなとらえ方をするので、周りの方が驚かされます。
これは、気が弱いために、一つの失敗が他に及ぼす影響を、ことさら大きくとらえていることからくる現象です。
あれもこれもだめになったと、負の連鎖を思い込んでいくことで、さらに深く落ち込んでいくことになりますが、それはそれで、落ち込むだけ落ち込ませることで、次は、即立ち直れるようになります。
11. 意思表示が弱い
決断力とも似ていて、自分の考えや思いを前面に出さない傾向にありますから、なかなか自分を表出してくれません。
さらには、周りを気にするタイプで八方美人的な対応をしますので、なおさら意志表示は、内にこもって、表面にはでてきません。
加えて、表情も無意味な諍いを避けるために、微笑を基本としていますので、顔色からも読み取れず、なかなか本当の意志をくみ取れないタイプになります。
12. 大きなトラブルは逃避する
八方美人的な行動にでることの証明にもなりますが、基本的に、自分を押さえ、周りとの摩擦を避けて人間関係や仕事の環境をつくろうとしますから、どんなトラブルであれ、関わらないように立ち回ります。
従って、大きなトラブルを逃避するのは当然の成り行きです。
見て見ぬふりと言った方が当たっているかもしれません。
かといって、君子危うきにの心境ではなく、ある面では、ずるい点かもしれません。
13. 笑顔が多い
何か嬉しいことや楽しいことがあったわけでもないのに、基本、笑顔で相手と接します。
一見すると愛想が良い感じですが、その実、笑顔や微笑みで、ごまかしているとも見えます。
笑顔で接することで、無用の争いを避けているのかもしれません。
14. 自信がない
あらゆることに対して自信を持てないことが多く、逆に見れば、自信が持てないから気が弱いのかもしれません。
提案プレゼンにせよ、上司への進言にせよ、堂々と自信をもって話す、提案するという姿勢が見えず、「えー」「あのー」といった、無用の間投詞が多く入って聞きづらい場合もあって、自信のなさが随所に顔を出します。
15. 八方美人的な行動をとる
誰とも争いたくない、何事もほどほどに、なるべくならば音便に済ませたいという意識が強く、あまり自分も前面に押し出さず、どちらかと言えば、自分は押さえて、事に当たったり、人間関係をつくったりします。
できるだけ対立関係をつくりたくないというのが本音ですから、あくまで自分を押さえて、誰とでもそこそこの関係をつくり上げていきます。
俗に言う「八方美人」的な関係をつくるような行動をとることで、どことも平均的な関係をもつような自分の足場をつくることが多々あります。
16. 虚勢をはる
一見すると堂々としたいかにも強靱で、場合によっては、ある面かなり横柄に見えるような態度をとる、誰が見ても、どこから見ても、気の強そうに見える人が、案外、気の弱い人であることがあります。
強靱そうに見える態度やふんぞり返ったような横柄な態度は、裏を返せば、気の弱い面をカムフラージュする仮の姿であることが、意外と多くあります。
そうしたことが明らかになるのは、何らかの大問題やパニック状態が生じた時です。
事態の発生と共に、即、適切な対応、指示、行動といったものがとれず、やたら周りに当たり散らしたり、大声を張り上げたりといった、その人自身がパニック状態に陥って、本当は、気の弱い面があることをさらすことになります。
17. 結果、無責任な言動をする
とかく諍いを好みませんから、依頼された仕事などは、八方美人的な行動とも重なって、自分の処理能力、現在の仕事の残量等を考えずに、いわゆる安請け合いをしがちです。
基本的に、頼んだ仕事は断らないとなると、依頼が殺到するのは自明の理です。
しかし、本人は、気が弱くて「できません」と強く断ることができませんので、次々に引き受け、結果、間に合わなかったり、不完全であったりと、無責任な処理や発注を行うこととなります。
18. 姿勢が悪い
いわゆる「胸を張って堂々と歩く」という姿勢がとれません。
極端な例ですが、どことなく、おどおどとした感じで、何かを避けるように、若干、前屈み気味に歩く傾向にあります。
ここまでではなくとも、堂々とした恰幅の良い歩き方ではありません。
前屈みの姿勢が多く、また、書類を抱え込んで歩きがちです。
書類を脇に抱えるのではなく、胸の前に抱え込むというのは、何かしら書類について、問われたり、閲覧を要求されたりすることがないようにという防護の心理の表れでもあります。
こうした、書類の持ち方一つにも、気の弱さが表れてきます。
19. コンプレックスが多い
気の弱い人は、自分に自信がない分だけ、その点に自分自身のコンプレックスを感じていることが往々にしてあります。
つまり、自信のなさは、コンプレックスの裏返しでもあるのです。
コンプレックスを感じているからこそ強くでられずにいる面が、端には、気が弱い一面として表出されているのです。
コンプレックスは、誰にでもあります。
負の面だけでとらえずに、自分の個性の一部として、前向きに受け止めることも必要です。
何事にも、取りかかるのが遅いのなら、それは、何事にも慎重に取り組む正の面だと置き換えてとらえることで、気の小ささは、少し解消できそうです。
20. 悲観的傾向にある
全てのことを悪い方へ、閉じる方向へととらえがちな傾向にあります。
そのため、何事にも明るい展望が見えないので、畢竟、現時点での努力や創造といったものまでが、無意味なものに思えてきて、当然、取り組み自体も覇気のない、だらだらとしたものになり、出来上がりの状態も、想像にかたいものがあります。
気の弱い人には、ネガティブな傾向にある人が多く、もっとポジティブに物事をとらえる姿勢や心を鍛えてやる必要があります。
悲観的にとらえれば、とらえるほど、元気がなくなり、気力も体力もなくなります。
誰にだって、弱点や欠点があります。
どんなに完璧を目指しても、仕事にも弱点や欠点があります。
大きな心でとらえるようにすることで、弱さの克服を目指します。
まとめ
「気が弱い」と言われることから脱却する一番の条件は「自分に対する自信」をもっているか否かです。
自分自身に自信がもてれば、胸を張って堂々と提案もできるし、プレゼンだって大きな声で説明できます。
見知ったことを友達に話す場合でも、自信がないと、小声でぼそぼそと話しがちですが、自信があれば、自然と声にも張りが出て、結果的に、大きな声で話すことができます。
自信を持つためには、そのことについて精通することが求められますが、何人も全てに渡って理解し、体得するということは、よほどの超人的な人でなければできません。
得手不得手があって当然ですから、「できないものはできない」と拒否することも必要です。
八方美人は捨てて、違うものは違う、できないものはできないと、はっきりと自分の主張、反論を述べることが、気の弱さから脱出する方法の一つかもわかりません。
誰だって弱い面をもっています。
一見強そうに見える人は、その弱さがばれないように、何らかの努力をしているのです。