子供を甘やかす親は少なくありません。
我が子を可愛がることは親として当たり前のことですが、それが行き過ぎて甘やかしてしまう親の心理とはどのようなものなのでしょうか。
共通する特徴をご紹介します。
- 自己中心的である
- 独占欲が強い
- 依存性がある
- 愛情深い
- 自己愛が強い
- 臆病な面がある
- 猪突猛進
- 優先順位をつけがち
- 見返りを求める
- ことなかれ主義
- 感受性が豊か
- 否定的な面がある
- 精神年齢が低い
- まとめ
1. 自己中心的である
子供を甘やかす親は、自己中心的であることが多いです。
親は子供を叱りたくて叱っているわけではなく、自分の命や他人の命に危険が及ぶような行動を咎めたり、社会的にマナー違反となるようなことを教えるために叱るものです。
子供を甘やかしてしまう親は、そのように他人の迷惑となっているような場面でも、子供を叱りたくないという気持ちを優先してしまう傾向があります。
客観的に見れば自己中心的と思われても仕方がないでしょう。
2. 独占欲が強い
子供を甘やかす親は、独占欲が強い傾向にあります。
子供を叱るということは、それだけ早い自立を促そうとしているということです。
子供を甘やかす親は、子供に今のままでいてほしいという気持ちが強く、子供が自立していくことよりも、変わらずにいてくれることをどこかで望んでいます。
常に自分の一番側に置いておきたいという気持ちは、独占欲の強さの表れだといえます。
3. 依存性がある
子供を甘やかす親は、人に対して依存をする傾向にあります。
孤独感を覚えやすく、誰かに側にいてほしいと強く思う性質があります。
そのような人にとって、子供という存在は、常に自分の側にいてくれる、生きがいともいえる存在になりうるものです。
他の何にも勝る大切なものという気持ちが強すぎて、子供の存在に依存し、結果的に甘やかす行動に出てしまうことになります。
4. 愛情深い
一方で、子供を甘やかす人は、とても愛情深い一面を持っているといえるでしょう。
子供を甘やかしてしまう行動は、それだけ子供への愛情を精一杯表しているともいえます。
子供を甘やかす人は、自分を犠牲にしてでも子供を守りたい、大切にしたいと強く思っているので、結果的に過保護気味になってしまうということが多いです。
5. 自己愛が強い
子供を甘やかす人は、自己愛が強い傾向にあります。
子供というのは、自分とは違う人間であっても、自分の一部のように感じてしまう親もいます。
自己愛の強い人は、自分の一部のような存在である子供を目一杯可愛がることで自分の欲望を満たしているような感覚を得ることができるのです。
自己愛が強く、自分と子供を同化してしまうと他人の利益よりも、子供のことを優先してしまい、客観的に見れば、甘やかしととられてしまうような行動に陥ってしまいます。
6. 臆病な面がある
子供を甘やかす人は、臆病な一面を持っているといえるでしょう。
時に子供を叱らなければならない場面はありますが、それは少し勇気のいるものです。
叱って、子供を悲しませてでも、伝えたいことがある場合、親は、子供はきっと分かってくれるはず、立ち直ってくれるはず、と信用して叱る必要があります。
甘やかす親は、そのような勇気がない人だということができるでしょう。
甘やかすことで、子供とぶつからなければならない部分を避けているともいえます。
7. 猪突猛進
子供を甘やかす親は、猪突猛進な気質があります。
目の前のことに熱中してしまう人が多いです。
子育てとなると、それが自分の世界の中心となってしまい、広い視野を持つことができなくなってしまいます。
視野を広く持てる人ならば、自分の子供を含む世界を客観的に見ることができるので、明らかに自分の子供が間違っている時は、それを正そうと行動を起こすことができます。
8. 優先順位をつけがち
子供を甘やかす親は、ものごとに優先順位をつける傾向があります。
人をランク付けしたり、一つの尺度によって価値に優先順位をつけてしまう人が多いです。
子供は、もちろん最も優先すべき存在であるので、自分の子供が望むことはなんでも叶えてあげたいと思い、甘やかす行動に繋がってしまいます。
9. 見返りを求める
子供を甘やかす親は、見返りを求める傾向にあります。
子供を甘やかすということは、無償の愛のようにも思えますが、本当に無償の愛を感じていれば、たとえ自分が嫌われようとも、子供がその時は辛い思いをしようとも、その子のために叱ったり、自制を促すような行動をとるはずです。
本当に子供のためになることを考えず、その場その場で子供が喜ぶことを選択してしまうというのは、実は見返りを求めている人がとってしまう行動だといえるでしょう。
10. ことなかれ主義
子供を甘やかす親は、ことなかれ主義である人が多いです。
子供を甘やかし続けてしまうと、当然、子供はわがままになってしまう可能性が高いです。
子供のわがままがでた時に、根本的な問題を正す必要があると切に感じれば、辛くても真正面から話し合ったり、叱ったりしようと考えるはずです。
しかし、わがままが出ても、まぁいいかと甘やかしを続けてしまうということは、ことなかれ主義の傾向があるといえるでしょう。
11. 感受性が豊か
子供を甘やかす親は、感受性が豊かな人が多いです。
子供をどこまでも甘やかせるという人は、それだけ子供を可愛いと感じている人だといえるでしょう。
子供を慈しむ感情や、子供の成長を嬉しく思う感情、また子供の辛さに共感してしまう感情まで、とても敏感で、豊かな感受性をもっている人が多いです。
12. 否定的な面がある
子供を甘やかす人は、否定的な面をもっています。
子供を何よりも可愛がるということは、その分、その邪魔になる存在を否定しようとすることに繋がります。
子供がケンカをした時など、本来ならば、お互いに非があるような場合でも、自分の子供の肩を持つためには、多少理不尽でも相手を否定的に捉える必要があります。
子供をルールとして、敵対構造をつくってしまう傾向にあります。
13. 精神年齢が低い
子供を甘やかす親は、実年齢よりも精神年齢が低い傾向にあります。
幼さをもっているとも言えます。
精神年齢が低い人は、適正な分化ができておらず、他人との距離感が近すぎる傾向にあります。
自分が中心にいて、自分の側の人を自分と同じような存在と捉え、外にいる人には攻撃的に振る舞うことが多いです。
人との距離感が子供らしいままに、親になってしまった人は、子供を甘やかしてしまうことが多いです。
まとめ
以上のように、子供を甘やかす親は、子供に対して優しいというよりも、自分のことを大切にしていることが分かります。
本当に子供の自立を促したいと思えば、時には厳しさを見せることも大切です。
子供を甘やかす親は少なくありません。
我が子を可愛がることは親として当たり前のことですが、それが行き過ぎて甘やかしてしまう親の心理とはどのようなものなのでしょうか。
共通する特徴をご紹介します。
1. 自己中心的である
子供を甘やかす親は、自己中心的であることが多いです。
親は子供を叱りたくて叱っているわけではなく、自分の命や他人の命に危険が及ぶような行動を咎めたり、社会的にマナー違反となるようなことを教えるために叱るものです。
子供を甘やかしてしまう親は、そのように他人の迷惑となっているような場面でも、子供を叱りたくないという気持ちを優先してしまう傾向があります。
客観的に見れば自己中心的と思われても仕方がないでしょう。
2. 独占欲が強い
子供を甘やかす親は、独占欲が強い傾向にあります。
子供を叱るということは、それだけ早い自立を促そうとしているということです。
子供を甘やかす親は、子供に今のままでいてほしいという気持ちが強く、子供が自立していくことよりも、変わらずにいてくれることをどこかで望んでいます。
常に自分の一番側に置いておきたいという気持ちは、独占欲の強さの表れだといえます。
3. 依存性がある
子供を甘やかす親は、人に対して依存をする傾向にあります。
孤独感を覚えやすく、誰かに側にいてほしいと強く思う性質があります。
そのような人にとって、子供という存在は、常に自分の側にいてくれる、生きがいともいえる存在になりうるものです。
他の何にも勝る大切なものという気持ちが強すぎて、子供の存在に依存し、結果的に甘やかす行動に出てしまうことになります。
4. 愛情深い
一方で、子供を甘やかす人は、とても愛情深い一面を持っているといえるでしょう。
子供を甘やかしてしまう行動は、それだけ子供への愛情を精一杯表しているともいえます。
子供を甘やかす人は、自分を犠牲にしてでも子供を守りたい、大切にしたいと強く思っているので、結果的に過保護気味になってしまうということが多いです。
5. 自己愛が強い
子供を甘やかす人は、自己愛が強い傾向にあります。
子供というのは、自分とは違う人間であっても、自分の一部のように感じてしまう親もいます。
自己愛の強い人は、自分の一部のような存在である子供を目一杯可愛がることで自分の欲望を満たしているような感覚を得ることができるのです。
自己愛が強く、自分と子供を同化してしまうと他人の利益よりも、子供のことを優先してしまい、客観的に見れば、甘やかしととられてしまうような行動に陥ってしまいます。
6. 臆病な面がある
子供を甘やかす人は、臆病な一面を持っているといえるでしょう。
時に子供を叱らなければならない場面はありますが、それは少し勇気のいるものです。
叱って、子供を悲しませてでも、伝えたいことがある場合、親は、子供はきっと分かってくれるはず、立ち直ってくれるはず、と信用して叱る必要があります。
甘やかす親は、そのような勇気がない人だということができるでしょう。
甘やかすことで、子供とぶつからなければならない部分を避けているともいえます。
7. 猪突猛進
子供を甘やかす親は、猪突猛進な気質があります。
目の前のことに熱中してしまう人が多いです。
子育てとなると、それが自分の世界の中心となってしまい、広い視野を持つことができなくなってしまいます。
視野を広く持てる人ならば、自分の子供を含む世界を客観的に見ることができるので、明らかに自分の子供が間違っている時は、それを正そうと行動を起こすことができます。
8. 優先順位をつけがち
子供を甘やかす親は、ものごとに優先順位をつける傾向があります。
人をランク付けしたり、一つの尺度によって価値に優先順位をつけてしまう人が多いです。
子供は、もちろん最も優先すべき存在であるので、自分の子供が望むことはなんでも叶えてあげたいと思い、甘やかす行動に繋がってしまいます。
9. 見返りを求める
子供を甘やかす親は、見返りを求める傾向にあります。
子供を甘やかすということは、無償の愛のようにも思えますが、本当に無償の愛を感じていれば、たとえ自分が嫌われようとも、子供がその時は辛い思いをしようとも、その子のために叱ったり、自制を促すような行動をとるはずです。
本当に子供のためになることを考えず、その場その場で子供が喜ぶことを選択してしまうというのは、実は見返りを求めている人がとってしまう行動だといえるでしょう。
10. ことなかれ主義
子供を甘やかす親は、ことなかれ主義である人が多いです。
子供を甘やかし続けてしまうと、当然、子供はわがままになってしまう可能性が高いです。
子供のわがままがでた時に、根本的な問題を正す必要があると切に感じれば、辛くても真正面から話し合ったり、叱ったりしようと考えるはずです。
しかし、わがままが出ても、まぁいいかと甘やかしを続けてしまうということは、ことなかれ主義の傾向があるといえるでしょう。
11. 感受性が豊か
子供を甘やかす親は、感受性が豊かな人が多いです。
子供をどこまでも甘やかせるという人は、それだけ子供を可愛いと感じている人だといえるでしょう。
子供を慈しむ感情や、子供の成長を嬉しく思う感情、また子供の辛さに共感してしまう感情まで、とても敏感で、豊かな感受性をもっている人が多いです。
12. 否定的な面がある
子供を甘やかす人は、否定的な面をもっています。
子供を何よりも可愛がるということは、その分、その邪魔になる存在を否定しようとすることに繋がります。
子供がケンカをした時など、本来ならば、お互いに非があるような場合でも、自分の子供の肩を持つためには、多少理不尽でも相手を否定的に捉える必要があります。
子供をルールとして、敵対構造をつくってしまう傾向にあります。
13. 精神年齢が低い
子供を甘やかす親は、実年齢よりも精神年齢が低い傾向にあります。
幼さをもっているとも言えます。
精神年齢が低い人は、適正な分化ができておらず、他人との距離感が近すぎる傾向にあります。
自分が中心にいて、自分の側の人を自分と同じような存在と捉え、外にいる人には攻撃的に振る舞うことが多いです。
人との距離感が子供らしいままに、親になってしまった人は、子供を甘やかしてしまうことが多いです。
まとめ
以上のように、子供を甘やかす親は、子供に対して優しいというよりも、自分のことを大切にしていることが分かります。
本当に子供の自立を促したいと思えば、時には厳しさを見せることも大切です。