誰でも一度は飼ったことがあるであろう金魚ですが、長く元気に育てるコツを13のセクションに分けて解説します。
- 良い金魚を選ぶ時が一番注意
- 水槽に入れるまでの運び方に注意する
- 水槽の設置場所を考える
- カルキ抜きや水槽内の環境を整える
- エサを与えすぎない
- 定期的に水替えをする
- こまめに水槽内を掃除する
- 金魚の健康状態に気を配る
- 元気がない時は塩水浴をさせる
- 金魚とコミュニケーションをとる
- 産卵時期をコントロールする
- 産卵のための環境を整える
- 稚魚を育てる
- まとめ
1. 良い金魚を選ぶ時が一番注意
金魚に育ってもらうには元の金魚が健康であるかどうかが重要になります。
良い金魚を選ぶポイントは「体色」、「体のバランス」、「体やヒレの大きさ」です。
購入時は艶があって色が鮮やかで傷がない、体型はバランスがとれていて左右対称、ヒレが大きな金魚を選びましょう。
最近はネットでも販売されていますが、できるだけ実際に自分の飼う金魚を目で見て判断しましょう。
2. 水槽に入れるまでの運び方に注意する
ペットショップやホームセンターなどで金魚を買った時、家に持って帰るまでに金魚が弱ってしまう事があります。
通常購入時は金魚を袋に水と一緒に入れてくれます。
家に持ち帰るまでに時間がかかる時は多めに酸素を入れてもらいましょう。
金魚の酸欠を防ぐためです。
また、振動も金魚にとっては負担です。
出来るだけ手で持ったり、揺れの少ない場所に置いて持ち帰るようにしましょう。
3. 水槽の設置場所を考える
水槽を設置する場所も大事です。
できるだけ金魚にとって環境の良い場所を選びましょう。
金魚は生き物ですから光や気温にダイレクトに影響を受けます。
直射日光が当たらず、気温差の激しくない場所を選びましょう。
窓辺や冷暖房器具の近くは良くありません。
また、金魚は水の中で買っているので電気製品の近くなどもやめましょう。
水による電気のトラブル、電気製品による音や振動から金魚にストレスを与えることになります。
4. カルキ抜きや水槽内の環境を整える
金魚の大きさ、数によって水槽の大きさも変わります。
金魚を飼う時は少なめに飼うほうが良いでしょう。
金魚の数が多すぎると水槽内も汚れやすくなり、金魚が酸欠状態になることが多くなります。
また、金魚を飼育する水もただの水道水ではいけません。
水道水には塩素があります。
水道水を使う場合は1~2日程汲み置きし、塩素を抜いてから使うようにしましょう。
5. エサを与えすぎない
エサを与えすぎない事も大事なことです。
金魚はエサを与えられたらその分全て食べてしまいます。
太りすぎ、消化器官に負担をかけることになり、金魚のフンも多くなります。
食べられなかった分のエサは水に溶けてしまうので水槽内を汚すことになります。
エサやりは1日1回でも大丈夫なので、大きく育てたい場合にだけ1日に5回程与えてあげましょう。
6. 定期的に水替えをする
金魚にとって水槽内の水質を安定させることが最も重要です。
金魚が水槽内で棲んでいるだけで水を汚れていきます。
長生きさせるには定期的に水替えをしましょう。
だいたい1~2週間に一度、水槽の20パーセントの水を替えるようにしましょう。
季節や状況によって変える頻度を増やしても良いです。
夏場等は大目に変え、水が濁っているとき等もすぐに替えてあげましょう。
7. こまめに水槽内を掃除する
水槽内の水質が悪化しないようにこまめに掃除しましょう。
水替えだけではなく、1か月に1回は水槽や器具、下に敷いている砂利等の掃除を簡単に行いましょう。
水槽の側面についてコケや汚れはそぎ落とし、ろ過装置などは簡単に水洗いするだけで大丈夫です。
ろ過装置には必要なバクテリア等がいるため必要以上に洗いすぎないようにしましょう。
8. 金魚の健康状態に気を配る
定期的に金魚の健康状態をチェックしましょう。
新しい金魚を入れた場合や水草などには病原体がついている場合があります。
入れて数日注意して様子を見ましょう。
観察していてエサを食べない、体表に斑点ができた、フンの色が変わった等どこかいつもと違うと感じたら病気の兆候かもしれません。
金魚用の薬も売られていますので普段から調べておきましょう。
9. 元気がない時は塩水浴をさせる
弱ってしまった金魚を元気にさせることは難しいと思いますが家庭でもやりやすいのが「塩水浴」です。
塩には殺菌効果があり寄生虫の繁殖を防ぐと言われています。
また、新陳代謝を促す効果もあるので金魚の傷口を早く治す効果も期待できます。
水の塩分濃度は0. 5%になるようにします。
金魚に負担をなくすには一気にその濃度の塩を入れるのではなく少しずつ様子を見ながら入れるようにして下さい。
元気になるまで1週間程塩水浴させて様子をみましょう。
10. 金魚とコミュニケーションをとる
金魚に元気に育ってもらうには飼い主の日々のこまめな手入れが必要です。
金魚を親しみを持って接することでちょっとした金魚の変化にも気づきやすくなります。
同じ金魚でも個体によってストレスのかかり方が違います。
その違いを把握しておくには普段からの金魚とのコミュニケーションも大切です。
金魚に声をかけたり、エサは手でやったり飼い主が愛情を注いであげることが元気に育つコツです。
11. 産卵時期をコントロールする
金魚の産卵時期はできれば水温が20度前後になる春頃からが良いとされています。
しかしオスとメスが揃い、水温を産卵しやすい状態に保つことが出来れば産卵時期をコントロールすることができます。
産卵後は親の金魚も体力を消耗させていますし、孵化する卵もデリケートです。
水温は高くても低くても上手く孵化できないので水温の管理には気をつけましょう。
また、早く孵化させるには水槽の水替えをすることです。
12. 産卵のための環境を整える
産卵のために水槽内に魚巣を作ります。
金魚は水草などに産卵するので水槽内に水草や浮き草を入れましょう。
水草は自然のものではなく人工のものでもかまいません。
また、水槽の下には網戸の網や布を敷いておきます。
落ちた卵を回収するためです。
13. 稚魚を育てる
繁殖させた後の事も考えておきましょう。
稚魚は一度に数百から数千匹生まれるのでその選別もしなけれななりません。
奇形で生まれたものは長生きしませんので、形や色が良い稚魚を選んで育てます。
稚魚は生まれて数日は何も食べなくても行きます。
稚魚に適したエサはミジンコやブラインシュリンプです。
生まれて2週間程たったら徐々に人工飼料に変えていきましょう。
まとめ
繊細な生き物である金魚ですが、飼い主が大事に手間暇かけれ育ててあげると、元気に美しく育ってくれるでしょう。
誰でも一度は飼ったことがあるであろう金魚ですが、長く元気に育てるコツを13のセクションに分けて解説します。
1. 良い金魚を選ぶ時が一番注意
金魚に育ってもらうには元の金魚が健康であるかどうかが重要になります。
良い金魚を選ぶポイントは「体色」、「体のバランス」、「体やヒレの大きさ」です。
購入時は艶があって色が鮮やかで傷がない、体型はバランスがとれていて左右対称、ヒレが大きな金魚を選びましょう。
最近はネットでも販売されていますが、できるだけ実際に自分の飼う金魚を目で見て判断しましょう。
2. 水槽に入れるまでの運び方に注意する
ペットショップやホームセンターなどで金魚を買った時、家に持って帰るまでに金魚が弱ってしまう事があります。
通常購入時は金魚を袋に水と一緒に入れてくれます。
家に持ち帰るまでに時間がかかる時は多めに酸素を入れてもらいましょう。
金魚の酸欠を防ぐためです。
また、振動も金魚にとっては負担です。
出来るだけ手で持ったり、揺れの少ない場所に置いて持ち帰るようにしましょう。
3. 水槽の設置場所を考える
水槽を設置する場所も大事です。
できるだけ金魚にとって環境の良い場所を選びましょう。
金魚は生き物ですから光や気温にダイレクトに影響を受けます。
直射日光が当たらず、気温差の激しくない場所を選びましょう。
窓辺や冷暖房器具の近くは良くありません。
また、金魚は水の中で買っているので電気製品の近くなどもやめましょう。
水による電気のトラブル、電気製品による音や振動から金魚にストレスを与えることになります。
4. カルキ抜きや水槽内の環境を整える
金魚の大きさ、数によって水槽の大きさも変わります。
金魚を飼う時は少なめに飼うほうが良いでしょう。
金魚の数が多すぎると水槽内も汚れやすくなり、金魚が酸欠状態になることが多くなります。
また、金魚を飼育する水もただの水道水ではいけません。
水道水には塩素があります。
水道水を使う場合は1~2日程汲み置きし、塩素を抜いてから使うようにしましょう。
5. エサを与えすぎない
エサを与えすぎない事も大事なことです。
金魚はエサを与えられたらその分全て食べてしまいます。
太りすぎ、消化器官に負担をかけることになり、金魚のフンも多くなります。
食べられなかった分のエサは水に溶けてしまうので水槽内を汚すことになります。
エサやりは1日1回でも大丈夫なので、大きく育てたい場合にだけ1日に5回程与えてあげましょう。
6. 定期的に水替えをする
金魚にとって水槽内の水質を安定させることが最も重要です。
金魚が水槽内で棲んでいるだけで水を汚れていきます。
長生きさせるには定期的に水替えをしましょう。
だいたい1~2週間に一度、水槽の20パーセントの水を替えるようにしましょう。
季節や状況によって変える頻度を増やしても良いです。
夏場等は大目に変え、水が濁っているとき等もすぐに替えてあげましょう。
7. こまめに水槽内を掃除する
水槽内の水質が悪化しないようにこまめに掃除しましょう。
水替えだけではなく、1か月に1回は水槽や器具、下に敷いている砂利等の掃除を簡単に行いましょう。
水槽の側面についてコケや汚れはそぎ落とし、ろ過装置などは簡単に水洗いするだけで大丈夫です。
ろ過装置には必要なバクテリア等がいるため必要以上に洗いすぎないようにしましょう。
8. 金魚の健康状態に気を配る
定期的に金魚の健康状態をチェックしましょう。
新しい金魚を入れた場合や水草などには病原体がついている場合があります。
入れて数日注意して様子を見ましょう。
観察していてエサを食べない、体表に斑点ができた、フンの色が変わった等どこかいつもと違うと感じたら病気の兆候かもしれません。
金魚用の薬も売られていますので普段から調べておきましょう。
9. 元気がない時は塩水浴をさせる
弱ってしまった金魚を元気にさせることは難しいと思いますが家庭でもやりやすいのが「塩水浴」です。
塩には殺菌効果があり寄生虫の繁殖を防ぐと言われています。
また、新陳代謝を促す効果もあるので金魚の傷口を早く治す効果も期待できます。
水の塩分濃度は0. 5%になるようにします。
金魚に負担をなくすには一気にその濃度の塩を入れるのではなく少しずつ様子を見ながら入れるようにして下さい。
元気になるまで1週間程塩水浴させて様子をみましょう。
10. 金魚とコミュニケーションをとる
金魚に元気に育ってもらうには飼い主の日々のこまめな手入れが必要です。
金魚を親しみを持って接することでちょっとした金魚の変化にも気づきやすくなります。
同じ金魚でも個体によってストレスのかかり方が違います。
その違いを把握しておくには普段からの金魚とのコミュニケーションも大切です。
金魚に声をかけたり、エサは手でやったり飼い主が愛情を注いであげることが元気に育つコツです。
11. 産卵時期をコントロールする
金魚の産卵時期はできれば水温が20度前後になる春頃からが良いとされています。
しかしオスとメスが揃い、水温を産卵しやすい状態に保つことが出来れば産卵時期をコントロールすることができます。
産卵後は親の金魚も体力を消耗させていますし、孵化する卵もデリケートです。
水温は高くても低くても上手く孵化できないので水温の管理には気をつけましょう。
また、早く孵化させるには水槽の水替えをすることです。
12. 産卵のための環境を整える
産卵のために水槽内に魚巣を作ります。
金魚は水草などに産卵するので水槽内に水草や浮き草を入れましょう。
水草は自然のものではなく人工のものでもかまいません。
また、水槽の下には網戸の網や布を敷いておきます。
落ちた卵を回収するためです。
13. 稚魚を育てる
繁殖させた後の事も考えておきましょう。
稚魚は一度に数百から数千匹生まれるのでその選別もしなけれななりません。
奇形で生まれたものは長生きしませんので、形や色が良い稚魚を選んで育てます。
稚魚は生まれて数日は何も食べなくても行きます。
稚魚に適したエサはミジンコやブラインシュリンプです。
生まれて2週間程たったら徐々に人工飼料に変えていきましょう。
まとめ
繊細な生き物である金魚ですが、飼い主が大事に手間暇かけれ育ててあげると、元気に美しく育ってくれるでしょう。